先輩からのアドバイス vol.5 入試準備(願書作成、面接、直前の過し方)について
☆vol.5 入試準備(願書作成、面接、直前の過し方)について今回は、学校選択が終わり、夏以降の過ごし方について書きたいと思います。■夏休み夏休みは、夏期講習などでスケジュールが詰まっており、受験準備… 続きを読む 》父親講座
大事なお知らせ
- 2024年12月22日 12/22(日)~1/5(日)まで冬季休業となります
先輩からのアドバイス vol.4 学校選択について
☆vol.4 学校選択について
今回は、学校の選択についてお話したいと思います。
我が家では、幼児教室に通う前から入学させてみたい小学校がありましたが、その学校を含め、私立小学校の情報はほとんど持っていませんでした。入室後、以下のような方法で小学校について調べ、受験校を決定しました。
■学校紹介の本
まずは教室で、学校紹介の本を買いました。
我が家の受験は、中学受験回避が1つの目的でしたので、系列中学校に進学可能な小学校で、1年生になった我が子が1人で通える範囲を考慮しながら、いくつかの小学校をリストアップしました。
■富士チャイルドアカデミー主催の語る会
年中の4月になり、語る会にも妻と手分けして参加しました。
校長先生方の話を聞いていくうちに、小学校ごとに特徴が少し見えてきて我が子に合うのでは?と思えるいくつかの小学校により関心を持ちました。
前先生のご尽力だとは思いますが、語る会でのお話は、学校での説明会の時よりも受験そのものに関わるお話をたくさんお聞きすることができました。
また、かなり際どい質問にも答えて下さる先生もおられ、とても参考になりました。
先生からのお話の後、個別に直接お話できる機会(数分)を下さることもありますので、学校のカラーや、教育への熱意を肌で感じることも出来ました。
■小学校訪問
5月ぐらいからは各学校での説明会も始まり、気に入った学校の学校説明会・授業見学・運動会・文化祭や施設見学などに出向きました。
年中クラスの時は、「我が子がこの小学校に入ったら、どんな感じかな」と思いながら、1、2年生を中心に見学しました。年長クラスになってからは、「入学した後、上級生になるにつれて、どのように成長していくのだろうか」と数年後の我が子をイメージしながら見学しました。
生徒のカラーは?
- ・下級生の面倒を良く見る上級生が頼もしい
- ・元気で活発な生徒が多い
- ・生徒がみんな礼儀正しい
- ・勉強の出来る子と出来ない子の差がある
先生の授業の進め方は?
- ・先生と生徒が対話式で授業を作る学校
- ・講義は極シンプルで、生徒が独力で演習に取り組む形式の学校(公文式のよう・・・)
- ・教材は購入品?それとも先生のオリジナル?
- ・スーパーティーチャー発見!ぜひぜひこの授業を受けさせたい!!
(森村学園の図工の先生、帝京大学小の英語の先生など)
個性あるいろいろな学校がありました。
また、教育方針などへの理解が進むと、その小学校が力を入れているところがわかるようになり、育てようとしている児童のイメージがつかめてきました。
複数の小学校を見学するうちに、「学校の教育方針と家庭の育て方が一致していることが、子供が無理なく過ごすことのできる、その子にとって最適な環境」と思うようになりました。
そこで、家庭の教育方針と一致する小学校を選択したいと思うようになりました。
在校生の保護者がどのような方々であるかも、我が家にとっては重要な判断材料の1つでした。
学校訪問や運動会などで、在校生の保護者の方々を観察し、溶け込めそうかどうかもイメージしてみました。
■ホームページ
系列の中学・高校について、授業・生活・クラブ・進路などを調べました。
このようして、いろいろな視点で受験校を絞り込んでいきました。
息子自身も合格に向けて頑張ってきたので、合格の喜びを是非味あわせてあげたいという思いがとても強くなってきました。
親としては「せめて1校は、合格させてやりたいが…確実に合格できる所はあるだろうか?」という不安があります。しかし、先生からは「最近は、確実に合格できる学校はありません。どこも年々合格するのは難しくなっています。」と言われてしまいました。
小学校受験は「水もの」「縁」などと言われているように、「順当にいけばこの子は大丈夫」などと思われているようなお子さんでも、当日になって体調を崩したり、本来の実力を発揮できずに終わってしまったりすることもあるようです。小学校受験に「合格確実」はないのですね。
そして、いろいろな視点から検討の結果、家庭と小学校の教育方針が近い複数校に挑戦することに決めました。
さて、結果的に我が家が選んだ受験校の中には、私が小さい頃から持っていたイメージや周囲からの評判とは全く違う学校もありました。
ある小学校の受験を祖父母や知人に伝えた時、「そちらを受験するなら別の学校を受けたら?」と言われてしまった学校もありました。しかし、実際に学校へ足を運び、学校の雰囲気に直に触れた時、他の学校にはないその学校の素晴らしさを実感し、「もし、こちらにお世話になれたなら、きっと大切に伸び伸びと育てて頂けるだろう」と感じました。
幸いにも第1志望校から合格をいただき、そちらの学校とはご縁がなかったのですが、今でもその小学校については好印象を持っており、これから受験をされる皆様も世評に惑わされることなく、ご家庭それぞれの価値観で受験校を選んで頂けると良いなと思います。
最後に、ここまで展開してきた論理とはまったく別の視点ではありますが、お教室が強い小学校に挑戦してみるのも1つの選択ではないかと思います。
それだけ、お教室が「その小学校への経験と情報」を持っているということなので、先生にご相談することで対策がたて易くなるのではないかと思います。
お子様が長い時間を過ごす大切な環境選びです。
受験校のどの学校に入学することになっても、お子様が「学校が大好き!」と言ってくれるところが見つかりますように。
【年中児の頃から余裕を持って学校選びをしている様子が書かれています。これくらいご両親がじっくりとお子様の小学校について調べるということは、お子様にとってはとても幸せなことだと思います。次回は 入試準備(願書作成、面接、直前の過し方)についてです。どうぞお楽しみに!】
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