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■子育て宝箱〜その6


入試への準備(教務からのアドバイス)Part1第一回講演会2007より


 




本文は2007年の秋に行われた「第一回講演会」の内容から、教務による講演の一部です。

こんにちは。前校長より本年度の入試状況についてお話頂きました。
私は来年の秋に向け、準備していく上で教務としてお願いしたいことをお話します。

Part 1
<杖>
さて、これは何でしょう。「杖」
思い浮かぶ「ことわざ」といえば「転ばぬ先の杖」ですね。
これは1本だと大変役に立つのですが、役に立つからといって2本になるとどうでしょう。両手に杖では少々邪魔になります。そして、たくさ〜んになると、前にも後ろにも自分の足では進めなくなってしまう「やっかいなもの」になってしまうのです。

私達は、ついつい良かれと思ってたくさんの転ばぬ杖を子供に渡してしまいそうになります。
過保護・過干渉の杖と言ってもいいかもしれません。

小さいお子さんで、鼻水が出てくると「はなぁ〜」といって、もしくは何も言わずに鼻を突き出す子をよく見かけます。きっとお家で鼻が出たら瞬時にお母さんが拭き取ってしまわれるかもしれませんね。そんな他愛ない日々の生活のひとコマでさえ、「どうしたらいいか」子供が自分で考える前に、杖を簡単に差し出してしまってはいないでしょうか。

例えば転んだとします。転んだときの痛み、血が出る瞬間、血が出ても傷はかさぶたになり、ちょっとかゆかったりしながら、やがて治る・・・そんな一つ一つの経過の中にこそ、発見や驚きがあり、日々の体験を通して「自分で考え」今度は転ばないように気をつけよう!と「工夫する」力が育まれるのだと思います。

私達の生活は大変便利になりました。ポンと押せばテレビがつき、チンと鳴らせば温かいご飯が出来上がります。途中経過なしで、結果だけが見える時代です。
ですから、大人も子供も「待つこと」「我慢すること」が大変苦手になっています。そして、大人はついつい結果を求めて手が出る口が出る・・・生活のスピードアップは有難いことですが、子供の成長はポン・パ!と即席には参りません。一つ一つの経験を積み重ね、ひとりの人間として成長していくのです。

さて、チャイルドの受験指導はそんなお子さんの成長を見守りながらも、じっくり、しっかり、丁寧に、準備していくのが特長といえます。

週一回90分のチャイルドの受験コースで使用するプリントの枚数は、どのくらいだと思いますか?
指導プリント600枚、宿題450枚、合わせて1000枚以上になります。授業の内容に沿った宿題プリントをお渡しするのも、きめ細かい指導の一つです。
よく「宿題はコピーをとっておき、繰り返し復習に使いました。」と合格者体験談などでお話下さるお母様もいらっしゃいます。その他に「季節のカード」や「仲間わけカード」「真四角づくり」「数カード」など15種類以上のカードをお渡しします。

教室でお渡しした「合格へのロードマップ」のまだ初めの一歩を踏み出したばかりですが、分野ごとに系統立てた学習を積み重ね、来年1月からスタートする毎月の「公開テスト」でその月の課題の習熟度を確認しながら準備していきます。1月の公開テストに先立ちまして、12月にはプレ公開テストが実施されます。「楽しいことからはじめませんか?」というタイトル通り、行動観察を中心にした、ゲームやクリスマス制作をしたりする楽しいテスト内容です、ぜひご参加下さい。
また、4月からはいくつかの学校の「学校別コース」がスタートします。今年も多くの方が合格しました。過去問だけを繰り返しやるだけ、というのは「合格への近道」に思えますが、大変危険なことでもあります。なぜなら、入試問題はその年によりガラリと変わることもあるからです。
その学校が求める子供像はあまり変わりませんが、「その選出方法は変わることがある」ということです。情報があふれる時代ですから、こちらの学校で出た問題が、次の年は違う学校で出たということもあります。ということで、「合格への近道はない」ということがお分かりいただけたと思います。「私にはコネがある」という方も、それだけでは合格に全く手は届きません。あるとすれば「1日1日の生活を見直し、充実した日を送る」ことではないでしょうか。
そんなことで受かるんですか?と思われた方がたくさんいるかと思いますが・・・
小学校入試は、中学や大学の入試とは全く違います。どこが違うかというと、全ての課題が生活に即したものであるということです。この世に生を受け、まだ5・6年たらずの子供達です。基本は家庭にあり、社会とのつながりと言えば、幼稚園や保育園での生活です。学校生活は集団生活です。身の周りのことがある程度の時間で、一人で出来るかどうかは入学時に欠かせないことです。体操着への着替え、スモックの着脱、お弁当を頂く、箸づかい、お片付け、雑巾絞りなど「生活実技」をみるテストが多いのもうなづけます。


(以下、次号へ続く)

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