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■私学の安全対策について〜その3


神奈川横浜市


アンケート質問項目
@当日の対応
A翌日からの対応・連絡
B保護者を最も安心させた対応
C安全対策について

■ 関東学院六浦小学校
@3月11日(金)
(1)災害当日の学校の状況
・6年生と教員の行事のため、1年〜5年生は4校時授業、昼食後13:30から14:30頃までに順次下校。
・14:00過ぎから体育館に於いて、6年生と教員による球技大会を実施。
(2)地震発生時(14:46)の状況及び避難活動
・球技大会実施中の体育館から教員誘導により、そのまま6年生を運動場へ避難させ人数確認。6年生2クラス79名のうち、欠席者9名を除く70名を点呼。教職員27名、卒業委員関係者(6年生保護者)4名、すべて運動場へ避難。
・6年生保護者へ一斉メールにて「全員無事の連絡」「電車が動き次第下校」のお知らせ
・6年生保護者からの電話の対応。順次お迎えを依頼。
・津波警報が発令された為、運動場から1号館4階ギャラリーへ移動。
・電話がかかり難くなっていたが、各方面から寄せられた情報をもとに京急沿線等で避難している児童の安否情報を各担任が中心となり家庭へ連絡。
(3)15:00頃教員2名がバイクで金沢八景駅とシーサイドライン金沢八景駅に行き、避難児童がいないか確認。
(4)16:00頃教員2名がそれぞれバイクで、金沢文庫駅と追浜駅に行き、避難児童がいないか確認。追浜駅には児童はいなかった。金沢文庫駅には、本校児童1名と横須賀学院小学校の児童6名がいたため、横須賀学院小学校に連絡を取り、本校に避難させることを連絡。徒歩で本校まで誘導。
(5)17:00頃横浜市大広域避難場所に本校児童がいることがわかり、教員2名が出向き、本校児童3名を確認。本校へ誘導(18:00過ぎ着)。
(6)17:00現在の待機人数(合計115名)
・本校児童80名、横須賀学院児童6名、教職員24名、教職員家族3名、近隣住民2名
(7)17:00児童へかんぱんを配付。
・学校泊を想定し、お米、パン(朝食用)、バナナ(朝食用)の買い出し。調理室にて、教員による夕食準備。
・毛布50枚を本部より借りることができた。
(8)18:00すぎ調理室に全員集まり食事。
・おにぎり、大根の味噌汁、大根の煮物、温かい麦茶。
(9)19:30頃保護者より娘が帰ってこず、連絡が取れないとの連絡が入る。教員がバイクで安針塚駅付近の公民館に避難していた児童2名を発見。児童2名を自宅まで送り届けた(22:30頃)。
(10)21:09 全校保護者一斉メール
・現在、お子様と連絡が取れていないご家庭は、学校へ連絡を入れて欲しい旨も併せて依頼。
(11)21:00現在の待機児童18名のうち、お迎え予定児童は10名、学校泊児童は8名。

A3月12日(土)
(1)6:00 朝食準備
・昨晩作ったおにぎり、味噌汁、煮物の他に、パン、バナナ、温かい麦茶を調理室に準備。
(2)6:25 お迎えの保護者1名来校。児童と保護者にパンとバナナを手渡す。
(3)7:30 調理室にて全員そろって朝食。
  12:00兄弟2名の保護者のお迎えがあり、児童全員が無事下校。
(4)12:00全校保護者へ一斉メール
  「12:00をもって全員無事下校」のお知らせ。
  昨日から学校で待機していた児童全員を保護者に引き渡すことが出来た報告と、下校途中に同学年や異学年の児童を面倒見ていただいた保護者の方々へお礼のメール。

B
・横須賀学院の子どもたちも保護したこと。
・学校で児童をお預かりしたこと。
・教員がバイクで駅を巡回したこと。

C
・4月中は、全校児童の方面別下校指導を実施する。教員が同行して児童の安全を確保する。
・9日(土)全校の保護者を集め、方面別の顔合わせと、携帯番号やアドレス交換を行う。
・登下校システムの改良。
 先月までは児童のかばんに装着した防犯ブザー(ICチップ内蔵)により、登下校のメール配信をしていた。(一斉メールも可能)
4月からは、学校からだけではなく、保護者から学校にメールを送ることができるシステムに変更した。
・8月に2号館の耐震工事とリニューアルを行う。工事により児童の安全を確保し、快適な教育環境の整備に努める。

■ 精華小学校

@3月11日は午前授業のため、校舎内に児童はいなかった。
 よって保護者向けへの対応は特に行わなかった。

A3月14日、15日 休校
 3月16日 卒業式実施(在校生不在)
 3月17日 修了式、退任式 中止
 (連絡表「精華」、個人の荷物等は17日、18日のうちに保護者と共に受け取りに来校)
 3月19日〜23日 関西旅行 延期(平成23年度に実施予定)
※緊急お知らせメールにて、上記内容を保護者に伝える。

B行事の変更判断、情報提供期日等、特に問題なかったと考える。

C物心両面での安全対策を今後も検討していきたい。




■ 聖ヨゼフ学園小学校
@ 11日は卒業関係行事で6年生80名のみが校内にいました。たまたま二日前に地震を想定した避難訓練をしたばかりだったので、教室内で机の下にもぐり、揺れが収まった後、校庭へ避難しました。高校生も21名校内にいました。学園としてすぐに対策本部を設置し、対応しました。停電になり、パソコンからの情報で宮城沖の地震と分かり、15:05にJR、私鉄ともストップしたことを受け、校内待機(しばらく校庭にとどまり、安全確認の後、校舎内のロビーに移動)しました。
15:15にメルポコにて6年生全員の安全を保護者に配信、15:44下校について配信を行い、連絡を取り、保護者引き取りを行いました。同時に早い段階で念のためろうそく、非常食、水の準備をしました。
 毛布、食料(おにぎり、カップめん等)が近隣の理事、教員より届きました。児童が安心して過ごせるよう教職員一致して事に当たりました。
 学校に泊まった児童は2名。翌朝保護者引き取りで下校しました。(1名は遠くから徒歩で来校し、深夜に到着したので、学校に泊まってもらいました。)教職員30名(内小学校教員14名)が学校へ泊まり、対応しました。

A12日朝8:04全校児童保護者宛に児童並びにご家庭の安全確認のメールを配信し安全確認を行いました。15日の段階で3月31日まで登校禁止にしました。ただし、卒業式は23日に6年生のみで保護者同伴で簡略化して行いました。
 4月4日を登校日とし、修了式を行いました。

B
・メルポコやホームページでの早い連絡。
・11日の夜、児童と保護者の待ち合わせ場所までの誘導(徒歩で約5?)。
・バスに乗るまでの児童を誘導、確認。
・厳しい状況の中、安全に配慮しての「卒業式」が、簡素化されても心に残る温かい卒業式だったと感謝の言葉やメールを多数いただきました。

C 正門に守衛を整備し、来校者のチェックをしています。防犯研修にいらした警官の方からは、学校の周囲を全部見て、これほど安全な学校はほとんどありませんとのことでした。


■ 捜真小学校
@校内に残っていた30名程の児童を学校に待機させ、保護者のお迎えを待った。交通網の混乱によりお迎えに時間がかかったが、全員無事に保護者と共に帰宅できた。連絡は、メール等への一斉配信および、学校の電話を使用した。
 3名程が下校途中にあり、教員が捜しに向かった。全員無事に学校へ戻ることができ、保護者のお迎えを待ち、無事に帰宅した。

A
・余震、計画停電による交通網の混乱を予想し、17日に予定されていた終業式までの4日間を休校とした。メール等への一斉配信および、学校ホームページにて保護者に伝えた。
・16日に予定していた卒業式は、卒業生とその保護者、教員のみで実施した。
 公共の交通機関の乱れを予想し、自家用車で来校出来るよう校庭を開放した。
・児童の持ち物、成績表等は、終業式の日に、郵送にて各家庭に届けた。
・建築業者と共に、学校施設をくまなく点検した。異常はなかった。

B
・地震発生当日に学内に残っていた児童と教員がゲームや読書等をしながら共に過ごし、不安の中にある子どもたちの心の安定に努めた。
・終業式までを休校とする旨の連絡を、計画停電発表の直後に一斉配信した。
・卒業生、保護者、教員だけの卒業式となったが、滞りなく実施できた。

C
・災害時に備え、毛布、非常食、飲料の備蓄をしている。
・最新の耐震基準を満たすよう、施設の点検・改修に努めている。


■ 桐蔭学園小学部
@当日は短縮時程だったため、地震発生時に校内に残っていた児童は112名全員校庭に避難。5年生の父母懇談会(15:00開会予定)は中止。5年生の残留児童は引き取り下校。 他の残留児童(鼓笛隊、図工クラブ、演劇クラブ、ダンスクラブ、卒業アルバム委員で5年生以外)は28名。自家用車による引き取りを要請、20名が引き取り。残り8名はパンとジュースの軽食を取った後、教員が車で送る。最終23時。

A翌土曜日は学園閉鎖(電話連絡網、HP、緊急メール)
 月曜朝に閉鎖延期(22日まで)の連絡(電話、HP、メール)
 16日の卒業式を23日に延期、終業式は中止。

B電話連絡網、HP、緊急メールの3点セットは普段からよく発信しており(鉄道の遅延時、悪天候)、今回も情報伝達がスムーズだった。車がない、電動式の為車庫が開かない等で迎えに来れない児童を教員が分担して家まで送り届け、学校に泊まる児童は一人もいなかった。

C中・高は数百名が学校に泊まった。暖房の入る部屋(ホールなど)で眠り、夕食・朝食は食堂部が用意をした。小学部で帰宅できない子がいたら、中・高生と一緒に泊まることができた。


■ 横浜英和小学校
@当日は、全校児童は短縮授業のため1時40分以前に下校。
 通学時間は1時間以内の児童がほとんどなので、下校途中の児童はいないと判断。事実、親からの問い合わせはなかった。
 6年生1クラスと5年生2クラスが居残っていた。
 地震発生時は避難訓練と同様に「机の下に潜る」、地震が収まったら「校庭に集合」「点呼を取る」この繰り返し。同時に地震に関する情報をテレビ・インターネット等で収集。交通機関の様子を把握する。

 メールで6年の1クラス、5年の2クラスに対して児童の安全を発信する。交通機関不通のため、下校の対策を練る。徒歩通学者に関しては、方面別に教師が引率して下校。地下鉄・バスなどを利用する児童は 学校にとめおき、家庭に対してメールでお迎え依頼を発信する。
順次お迎えに来た保護者に、児童を引き渡した。

 交通機関の回復も見込めないことが判明。残留児童を、翌日まで学校に留め置く手はずを整える。お迎えが遅くなりそうなので、食料調達の手配をする。先生たちに食材の買い物をお願いして、夕食の準備を進める。
 夕食を学校で取る児童は36名。夕食は非常食ではなく、温かい食べ物を家庭科室で作って(カレー)子ども達に食べさせた。
 徒歩で帰れる児童を自宅まで送ったが、児童の住む地域が停電。保護者も東京方面から戻れないことが分った。姉と妹2人を学校に引き取る。
 夜中の2時、3時まで迎えに来た保護者に児童を引き渡す。翌朝まで学校にとどまった児童は4人。

A
・3月12日(土) 朝まで学校にとどまった児童を保護者に引き渡す。(保護者が東京方面から自宅に戻るのが朝になったため。)
・13日(日) 14日(月)からの対応について協議し、とりあえず3月14日(月)は臨時休校とし、その旨をメールで各家庭に連絡する。(13日午後)
・14日(月) 教員は出勤し、翌日からの対策・方針を検討。15日・16日は臨時休校。16日に予定されていた卒業式を17日に変更して実施。18日の終業日は、全員による終業式を行わないで、児童の評価、荷物を当日の午前中に保護者と一緒に取りに来る。(交通機関の運行に、よい見通しが持てないため。)
・以上の内容を各家庭にメールで配信する。(14日午前)

B保護者が自宅に戻れない、その上その自宅付近が停電した家庭の姉妹2人を学校に引き取って朝まで預かったことに対して、父親から深く感謝された。


■ 横浜雙葉小学校
@校内にいた児童150名を中庭に集め、揺れが収まるのを待って教室待機。緊急引取りを一斉送信し、90名が帰宅。帰宅困難者は学校で泊まることとなる。災害対策用ブランケットを支給。食事はアルファ米(湯を入れると10分ほどで炊き込みご飯となる。)、缶詰(いずれも備蓄)、パン、おにぎりを提供。夜中より翌朝にかけ60名全員が、無事に帰宅した。
 当日は午前授業で、幸い多くの児童は帰宅していた。2〜3名が途中で地震に遭遇したが、自力で歩いて帰った。

A6年(卒業生)は日程を変更し6年だけの卒業式を実施した。在校生は修了式はせずに、事実上春休みとなる。日程を変更し、保護者同伴で通信票、物品引取りを実施。
「こども安全連絡網」(フェアキャスト)で、その都度送信し、保護者が心配しないよう配慮した。

B食べ物、寝る場所などが確保されたこと。
24時間体制の受付や、児童の相手、世話などの教員の対応。
その都度、情報の伝達を行ったこと。

C教員、保護者による登下校指導の徹底。
警備員の立哨、複数体制。


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