私学の安全対策
聖ヨゼフ学園小学校
@.当日の対応
11日は卒業関係行事で6年生80名のみが校内にいました。たまたま二日前に地震を想定した避難訓練をしたばかりだったので、教室内で机の下にもぐり、揺れが収まった後、校庭へ避難しました。高校生も21名校内にいました。学園としてすぐに対策本部を設置し、対応しました。停電になり、パソコンからの情報で宮城沖の地震と分かり、15:05にJR、私鉄ともストップしたことを受け、校内待機(しばらく校庭にとどまり、安全確認の後、校舎内のロビーに移動)しました。
15:15にメルポコにて6年生全員の安全を保護者に配信、15:44下校について配信を行い、連絡を取り、保護者引き取りを行いました。同時に早い段階で念のためろうそく、非常食、水の準備をしました。
毛布、食料(おにぎり、カップめん等)が近隣の理事、教員より届きました。児童が安心して過ごせるよう教職員一致して事に当たりました。
学校に泊まった児童は2名。翌朝保護者引き取りで下校しました。(1名は遠くから徒歩で来校し、深夜に到着したので、学校に泊まってもらいました。)教職員30名(内小学校教員14名)が学校へ泊まり、対応しました。
A.翌日からの対応・連絡
12日朝8:04全校児童保護者宛に児童並びにご家庭の安全確認のメールを配信し安全確認を行いました。15日の段階で3月31日まで登校禁止にしました。ただし、卒業式は23日に6年生のみで保護者同伴で簡略化して行いました。
4月4日を登校日とし、修了式を行いました。
B.保護者を最も安心させた対応
- メルポコやホームページでの早い連絡。
- 11日の夜、児童と保護者の待ち合わせ場所までの誘導(徒歩で約5?)。
- バスに乗るまでの児童を誘導、確認。
- 厳しい状況の中、安全に配慮しての「卒業式」が、簡素化されても心に残る温かい卒業式だったと感謝の言葉やメールを多数いただきました。
C.安全対策について
正門に守衛を整備し、来校者のチェックをしています。防犯研修にいらした警官の方からは、学校の周囲を全部見て、これほど安全な学校はほとんどありませんとのことでした。
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