私学の安全対策
玉川学園低学年
@.当日の対応
震災当日は、低学年は休校だったので児童は学校にいませんでした。学内にいた中学生、高校生は、帰宅できなかったので、学校に残り、保護者の迎えが不可能な生徒は校舎に宿泊しました。
A.翌日からの対応・連絡
一斉メール配信と、学校全体のホームページ、そして玉川独自のコンピューターネットワークであるCHaT Netを活用して、保護者に必要な連絡を流しました。結局震災後は3月いっぱい授業を休校としましたので、新学期の準備のことなどはCHaT Netで主に連絡をしました。日頃から頻繁に活用されているCHaT Netですので、保護者にとっても一番使いやすい連絡手段です。
玉川学園はK−12一貫教育の体制ができていますので、対応策などは、すべてK−12(幼稚園から高等学校)全体で相談し、連絡する事項なども基本的には共通のものを流しました。小学校、中学校、高等学校、それぞれ学内のディヴィジョンごとに違った対応をして保護者が混乱するようなことは一切ありませんでした。
B.C.保護者を最も安心させた対応、安全対策について
玉川学園では、15棟の備蓄倉庫の中に、約6万食の食料と飲料水が用意されています。これは全児童、生徒、学生が3日間は生活できるだけの分量です。また、人数分の毛布や仮設トイレが320式備蓄されています。
今回もそうでしたが、地震の後はすぐにキャンパスセキュリティーセンターという専門の部署が中心になり、支援部門の職員が食料や毛布の運搬などをしてくれますので、教員は児童、生徒の対応に専念することが出来ます。このような救援体制は、玉川学園ならではのものだと思います。
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