「自立」と「我慢」を育むには - マスターからのアドバイス|富士チャイルドアカデミー

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子育て宝箱

「自立」と「我慢」を育むには - マスターからのアドバイス

「ルール」と「我慢」遊びを通して覚えましょう

幼児は思考も欲求も自己中心的なもの。これは本来当たり前です。でも、子どもにだって、守るべき「ルール」はあります。ルールの守れない子、我慢のできない子は、集団のなかで楽しくやることはできません。そしてこの「ルール」と「我慢」も遊びを通して覚えることができるのです。

子ども同士のゲームに負けてしまった子どもが泣き出してしまったり、怒った顔をして、もうやらない!なんて言っている光景を目にしたことはありませんか?よくある場面のようですが、集団で遊ぶ機会に恵まれた子どもには、あまりこうした態度は見られません。彼らは時には自分の思い通り、欲求どおりにならないことだってある、ということを知っているのです。

これは、物分りの良い、やさしい大人たちの間では育つことのない大切な能力です。これを持てない子どもは、思い通りにならないことにぶつかった時、心のコントロールができずに、激発したり、欲求が通るまで泣き叫んだりしてしまいます。

でも幼稚園に上がり、集団の中に身をおくようになると、こうしたことは通りません。早くから集団の中で守るべきルールと我慢の力を身につけることは、その子自身のためなのです。

集団でする遊びを楽しむためには、子どもはいくつもの「我慢」を身につけなくてはなりません。「順番を待つ」我慢、「ルールを覚える」我慢、「負けそうになっても投げ出さない」我慢・・・。これらは子どもにとってはなかなか大変なことなのです。

でも、子どもはやがて、ルールを守ってお友達と遊ぶことは一人で勝手に遊ぶより楽しい、ということを発見するでしょう。これが子どもの社会化への第一歩になっていくのです。

お母さんだって我慢が必要。「待つ」ゆとりを

家事に育児に、毎日大忙しのお母様。さあ、お買い物、となるとグズグズしている子どもに「ほら、早く」と手早く上着を着せてくつをはかせてやり、ひっぱるようにつれて行ったりしていませんか?

子どもは色々なことに時間がかかります。幼稚園ぐらいまでは、くつを履くなんて本当に大仕事です。小さい指をくつのかかとに入れて全身倒れかけながらやっと履いた、と思ったら反対のくつだった、なんてよくあることです。

もちろん忙しいお母様はいつもいつも子どものペースに合わせてあげることは不可能でしょう。でも、子どもが自分で何かをやろうとしている時、やらなくてはいけない時は、「待つ」時間を作ってあげて欲しいのです。

自分でできる何かがあるということは、それがくつを履く、上着をたたむという些細なことであったとしても、自信となりそれが子どもの自立心を高めます。身の回りのことを自分ですることで手先の器用さが養われていくことは勿論です。

大人にとっては当たり前の毎日の暮らし。でも幼い子どもにとっては一つ一つが大変で、それでいて楽しく、また大切な学習の場でもあるのです。子どもたちの生活環境を豊かな「遊び」と「学び」の場へと変えていくのは、お母様のちょっとしたゆとりと工夫、そして遊び心なのです。

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