玉川学園幼稚部 園長 - 櫻井 利昭 先生|富士チャイルドアカデミー

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校長インタビュー

玉川学園幼稚部 園長 - 櫻井 利昭 先生

—インタビュアー 新百合ヶ丘教室室長 嘉山真由美—

本日はよろしくお願いいたします。まず初めに、入園前にご家庭でこれだけは身につけておくと良いですよ、ということを教えてください。

櫻井先生:明確な「いや」な理由が見つからないけど「いや!」という「いやいや」期や、自分でやってみたくなるけれども、思ったようにできない「自分で!」期を通り過ぎる(その最中も)ころでしょうか。この時期の子どもたちは、自分がよく分からないけれど、また、そんなにこだわらなくても良いのだけどなんだか「いや」になってしまった時に、ちょっとだけ解決してくれたり見守ってくれたりする「時の氏神」的な大人を必要とします。自分でやりたいのにスキルが伴わずあと一歩の時に手助けをしてくれる(代わりにやって貰いたくないのですから)「ありがたい」大人を必要とします。
「いやいや」も「自分で!」も、やがては自分自身のコントロールができる方向性を持たせなければなりません。これは「なす事によって学ぶ」ものです。自分から物事に関わって、頑張ったり、失敗したり、援助して貰ったり、やって貰ったりする経験が重要です。この中で、時の氏神やありがたい援助に出会うのです。
 おむつを取るのも、片付けの習慣も、食事のマナーも、公共のマナー・ルールを知ることも、入園までの時期に挑戦することが大事でしょう。「自分をコントロールする」芽生えは、この中にきっとあると思います。入園前に、たくさんの芽生えをもってほしいと思います。花が咲くのは、少し先です。何よりも身につけておくと善い事は、「それはおもしろそうだ。やってみよう」とする気持ちと、実際にやってみる姿勢です。

玉川学園では子どもの豊かな発想力を引き出し、様々な学びに発展させる活動が盛んだと感じております。最近の玉川学園らしい活動のエピソードがありましたらお聞かせください。

櫻井先生:年少の子どもたちが玉川大学学術研究所のFuture Sci Tech Labの見学に行きました。ここはLEDでレタスを栽培する研究をしています。現在小田急沿線のOdakyuOX(スーパーマーケット)で、この研究成果を生かしたレタスが販売されています。その研究の様子を見ました。赤色の光や青色の光で味が変わると教えて貰いました。生産さればかりのレタスをお土産に貰いましたが、その時に「レタスの種」も貰いました。なんと、子どもたちから「育てよう」という声が上がりました。実験室のような装置はありませんが、とにかく「LEDなら知っている」「ガラスの箱を買ってこよう」「綿みたいなものの上に種があった」など、見てきたばかりのことを情報交換。そして、「先生、育てよう!」となりました。水槽とLED(赤色)を用意して、種をまきました。2週間ほど経ちましたが「成果」は表れていません。それでも、やってみてだめだということがわかれば、あの研究所のやっていることはすごいと分かるはずです。本物に触れることによって、子どもたちは大きな刺激を受けます。私たちは、子どもたちが本物にふれる経験を大切にしています。

櫻井先生は、いつでも温かく、穏やかに包み込むような安心感を与えて下さいますが、座右の銘はなんですか。

櫻井先生:「意志あるところに方法有り」、できないと思うことはたくさんあります。でも、「やってみる」と心に決めると、いろいろな繋がりができて物事は進んでいくと感じています。

先生ご自身がご両親様からの教えで、今も大切にしていることがありましたらお聞かせいただけますか。

櫻井先生:私の両親は教員でした。祖父母も教員でした。曾祖父も教員でした。このことを、私の周囲の人達は知っていました。ですから、高校生まではそれなりのプレッシャーもありました。しかし、両親から「教員の子供だから一番でなければならない」というプレッシャーは一切ありませんでした。ですから「一番」にはなりませんでした。(なれなかったという言い方がぴったりですが・・・)
特に父からは「勉強しろ」といわれたことがありません。代わりに、「勉強は済んだか?」と、良く聞かれました。「済んだ」と答えると「では、持ってきて見せてごらん」となります。うっかり、済んでもいないのに「済んだ」と答えてしまうと、後が大変。必死に済ませて、見せることになります。
「頑張る」という言葉の使い方も気をつけなければなりませんでした。頑張るといっておきながら頑張らなかったことが多々あるからです。頑張らなかったピンチのあとに、「頑張るという言葉は便利な言葉だ。実際頑張らなくても使えるから。でも、頑張ると云ったら、本当に頑張った結果を示さなければいけないのだ。」と諭されました。(そこには、あまり優しい感じはありませんでした。)ですから、「頑張ります」という言葉と必ずセットで「頑張りました。これが結果です。」と示すことができるようにしなければならないと、いつも思うようにしています。

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