短期集中講習を終えて | 静岡教室からのお知らせ

静大附属小学校受験の第一歩として開催している「短期集中講習」が終わりました。

2日間の短い講習会でしたが、手洗いや換気を十分に行い、安全に配慮しながら実施し、限られた時間の中での充実した講習となりました。

この短期講習では楽しみながら、設問をしっかりと聞き取る力、課題をこなす力、時間内に処理する力を身に着けることを目的に指導を行っています。

コロナウイルス感染防止の観点から集団活動については難しいところがあり、例年のような活動ができずに悩ましいところですが、今年初めて行ったかるた作りでは、昨年試験に出題された昆虫と季節の花を題材に、グループごとに子どもたちがそれぞれ絵札の絵を描き、読み札の文章も考えました。テーマに合わせた文章を考えるのは意外と難しいものですが、それぞれが考えた読み札がとても楽しい制作になりました。

静大附属小学校の試験では運動や行動観察も重視されているので、今回の短期講習では運動指示にも力を入れています。今回の運動指示では、先生の指示を的確に聞き取って動く連続運動を行いました。

ジグザグに走ったり、フープをジャンプで超えたりするときに「右から」なのか「左から」なのか、「グー飛び」で進むのか「ケンパ」で進むのかなどいくつかのバリエーションをつけながら行う運動は、きちんと先生の指示を聞いていないと正しく動くことができません。

ここでは「聞き取る力」と「表現する力」が必要になりますが、最後まで集中して聞き取ることができなかったり、ちゃんと指示が聞き取れているのに、自信が持てずまわりのお友達につられて指示の通りに動けなかったりすることがあります。「わかっていたのに・・」とか「失敗しちゃった」と思う経験が次の進歩への鍵になります。

子どもたちがたくさんの経験を積んでひとまわり大きく成長してくれることを願っています。